ラグビーとアメフトは似ていますが、いくつか違いがあります。
この記事では、ラグビーとアメフトの違いについて、ボールや防具など様々な面から比較しながらご紹介します。
ラグビーとアメフトの違いとは?
ラグビーとアメフトの違いについて、人数や試合の時間など基本的なルールをご紹介します。
ラグビー
ラグビーは1チーム15人で、試合時間は前半後半それぞれ40分です。
走ったり、後ろへパスをしたり、キックをしたりながら進み、相手チームのゴールラインの先にボールを置きトライすることを目指します。
アメフト
アメリカンフットボールは1チーム11人で、試合時間は15分が4クォータで計60分です。
攻撃と守備で明確に別れて試合を行い、パスをしたり走ったりしながら相手チームのエンドゾーンへタッチダウンを目指します。
ラグビーとアメフトの違い:ボール
ラグビーボールとアメフトのボールはどちらも楕円形なので一見違いがわかりませんが、いくつか違いがあります。
ラグビー
公式試合のラグビーボールの色は白で、レースというボールにある白い縫い目は、なくても良いとされています。
ラグビーボールはアメフトボールよりも大きくて重く、ラグビーボールの重さは400~440グラムです。
アメフト
公式試合のアメフトボールの色は茶色で、レースというボールにある白い縫い目は必須とされています。
アメフトボールはラグビーボールよりも小さくて軽く、アメフトボールの重さは397~425グラムです。
ラグビーとアメフトの違い:タックル
ラグビーとアメフトはタックルのルールについても違いがあります。
ラグビー
ラグビーでタックルをして良いのはボールを持った選手に対してのみです。
それ以外の選手にタックルをした場合は反則となり、肩より上にタックルすることも禁止されています。
アメフト
アメフトは誰に対してもタックルして良いルールとなっていて、ボールを持っていない選手に対してもタックルすることが可能です。
ボールを持つ選手にタックルしようとするディフェンスの選手に対して、ボールを持つ選手を守るためにタックルしても良いので、アメフトでは頻繁にぶつかり合いがあります。
アメフトは防具で全身が守られているので、頭からタックルすることも可能です。
ラグビーとアメフトの違い:フィールド
ラグビーとアメフトどちらも長方形のフィールドです。
ラグビーでは距離をメートルで表しますが、これに対してアメフトではヤードで表します。
ラグビー
ラグビーは縦70メートル以内、横100メートル以内のフィールドに加え、両サイドに10~22メートルのインゴールがあります。
アメフト
アメフトは縦53.33 ヤード (48.76メートル)、横100ヤード(91.44メートル)のフィールドに加え、両サイド10ヤード(9.44メートル)のエンドゾーンがあります。
ラグビーとアメフトの違い:防具
ラグビーよりもアメフトの方がしっかりとした防具が装着されます。
アメフト
アメフトでは着用が義務化されている装備があり、ヘルメット、ショルダー、肩や足に入れるパッドの着用が義務化されています。
ラグビー
ラグビーでは、ヘッドギアなどをつける選手もいますが、アメフトほどしっかりとした装備は着用できません。
ラグビーとアメフトの違い:見た目
ラグビーとアメフトには、装着する防具の違いがあるので、選手たちの見た目に違いがあります。
アメフト
アメフトでは、ヘルメット、ショルダー、肩や足に入れるパッドが着用されています。
またそれらを覆うためにユニフォームの面積も広くなっています。
ラグビー
ラグビーではヘルメットをしていなく、アメフトよりもユニフォームが小さく肌の露出が多くなっています。
ラグビーとアメフトの違い:危険度
ラグビーよりもアメフトの方が危険で怪我の発生率が高くなります。
ラグビーと違い、アメフトはボールを持っていない選手同士のタックルもあり、頭からタックルすることも可能だからです。
ラグビーとアメフトの違い:人気度
世界的には、アメフトよりもラグビーの方が有名で人気です。
ラグビーには国際大会がありますが、アメフトにはないためテレビなどで取り上げられることも少なくなります。
国内リーグについても、ラグビーにはプロリーグがありますが、アメフトにはプロリーグがなく企業チームによるリーグ戦です。
ラグビーとアメフトの違い:体格
アメフトやラグビーは、どちらも一般的に体格の大きい選手が活躍することが多いスポーツです。
しかしポジション別にみると、体の小さい選手も活躍しています。
ラグビーとアメフトの共通点とは
ラグビーとアメフトの最大の共通点は得点方法です。
共通する得点方法には以下の2つがあります。
- フィールドの両端(敵陣の一番奥)にボールを持ち込む
- 上記の方法で得点したチームに追加点の機会が与えられる
このような得点方法は、ラグビーとアメフト以外のスポーツにはない独特なものです。
まとめ
ラグビーとアメフトは得点方法など試合のやり方が似ていますが、ボールや防具など異なる点も複数あります。
ラグビーやアメフトを観戦する際には、ぜひ今回ご紹介した内容を参考にしてみてください。
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